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スタッフ徒然日記

11月19日 (金)

全国聴覚障害者情報提供施設協議会 第2ブロックコーディネーター研修

本日午後標記研修会(オンライン)に参加しました。

当センターでは手話・要約筆記の派遣業務は行っていませんが、参加させていただきました。

最初は 社会福祉法人 長野県聴覚障害者協会理事 上嶋 太氏の講演。

「遠隔手話通訳」と題し講演を聞かせていただきました。

上嶋氏は前長野県聴覚障害者情報センター所長であり、全国大会や総会、第2ブロック会議で何度もお会いしてましたし、今年度も新潟県手話通訳問題研究会との共催で講演をお願いしたりしていたので久しぶりにお顔を拝見させていただきました。

講演では遠隔手話通訳のメリットとデメリットや各県の制度など、興味深い内容でした。

遠隔手話通訳に関してですが、新型コロナウイルス感染症第1波の時に、国の補正予算によって機器整備の補助がなされたので、全国の情報提供施設が運営を始めると思われてました。しかしこの遠隔手話通訳に関しての補正予算は単年度のため、次年度からはメンテナンスや管理費を捻出できるかが問題となったり、開発業者によっては情報共有ができないなどの問題があり、一本化できなく残念であったと思います。

新潟県では利用者が多いLINEを使う事になりました。当センターの一室を使うのでプライバシーは守られます。またコロナが終息したら制度も終了することとなります。

また派遣についての意見交換や、各センターの事情など、予定時間を過ぎてしまうほどでした。

この制度を使うことなくコロナが終息することを願っています。

 

新潟県聴覚障害者情報センター 所長 坂井 隆行